♯News感想♯ 2022/2/末
主審攻撃で破壊されたラケットの処分についてズベレフが冷静すぎる件――の巻き
2022年2月24日、テニスの「ATP500 アカプルコ大会」で、主審の審判に<逆上>したドイツのズベレフが、主審の足元を何度もラケットで殴りつけるという暴力行為を行った――それこそ、ラケットがめちゃくちゃに壊れてしまうまで。
この主審への暴力行為は至るところで放映されたから、目にした人も多いはず。
世界的プレーヤーの高速smash swingを何度も足元にうちつけられた審判はどれほど恐ろしかったことかと思うと、この行為だけでも十分嫌悪と恐怖を感じるが、その後に示された彼の冷静さが別の意味で怖かった――とは、あの壊れたラケットの行く先のこと。
ラケットの渡し方と渡し先
あの壊れたラケットは、最終的に主審の後ろのボックス席にいた子供たちの一人に渡されたのだが、気になるのはその渡し方。
適当に渡したのではなく、ズベレフが渡したかった任意の一人に、しっかりと手渡されたのである。
その少年と知り合いだったのかもしれないが、随分と冷静なものだと驚かされたものだった――。
暴力ふるってあっという間に気分すっきりしてたのか、あの暴力が「俺がお前にむかついていることをお前にわからせてやるよ、おらおら~っっ」という冷静な悪意あるものだったのかは知らないが、どちらにしてもスゴイ人間性だよ……と思わずにはいられない。
「謝って済むなら警察はいらない」
この暴力行為に対してズベレフは主審に後で謝ったというけれど、謝ってすむ問題かと大いに疑問。
見ていた私は主審を殴るんじゃないかとハラハラしたから、主審だって同じ思いだったはず――。
こんな威嚇や脅しはもう刑事問題で、まさに「謝ってすめば警察いらない」の一語に尽きる。
それを思うとズベレフへ科された<罰>は他の選手に対してはもちろん、主審に対しても不公平にすぎる――。
率直にいって、主審がPTSDになってもちっとも驚かないのだけど――。
ATPが守ってくれないなら、個人的に訴えればいいのに……とさえ思う。
ラケットの行方の映像チェック
ラケットを欲しがる子どもたちにラケットを渡そうとするズベレフ。
白い袖の女の子がとりそうだったので、その子がとらないようラケットをいったん引く。
(#snapshot)
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しっかり隣のお目当ての男の子に渡す……。
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主審攻撃とラケット破壊事件の概要
ちなみに事件の概要と処罰については次のとおり。
事件の発端
ズベレフの怒りの原因となったのは、審判がインとしたプレーが、彼らペアにとってはアウトだったというワンプレー。
ただこれはスローVTRを見ても審判のいうとおりインにしか見えないし、オンラインというほどきわどくさえも見えない……少なくとも素人判断で完全なるイン。
実際ラインズマンはインとしているし、プレー直後の抗議に対しても審判はわざわざ映像確認して、インを宣告しているようにいるようにさえ見受けられた。
暴力行為への処罰について
この人が怒りにまかせてラケットをたたきつけ、めちゃくちゃに壊すのは初めてのことではないけれど、今回は主審のまさにその足元に、何度も何度も力任せにラケットを打ち付けた。
だけどもその行為に対する罰は、実は無いも同然。
一応「8週間の出場停止処分と2万5千ドル(約290万円)」と軽すぎる罰は負わされてはいるけれど、実際は1年間の保護観察処分のもと、この先問題を起こさなければチャラになる。
アレクサンダー・ズベレフ
アレクサンダー・ズベレフはドイツ国籍のプロテニスプレーヤー。
このとき24歳、世界ランキング3位で2020東京五輪シングルスの金メダリスト。
おわり
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