2021年10月13日水曜日

日刊ゲンダイの「東京オリンピックの金メッキが剥がれた」記事:大声でさらした新聞社と記者の恥がスゴイ!――の巻き【雑.news】

event_note10月 13, 2021 editBy くま君 forumNo comments

♯News感想♯ 2021/10/06

日本の高い技術と思いやりを仇にする「日刊ゲンダイ」の記事 & ヤフコメの反応がオモシロイ de
傘の持ち手を想おう!――の巻き


Yahoo!ニュースにピックアップされていた日刊ゲンダイDigitalの記事――、

『呪い解けない東京五輪「メダルの金メッキ剥がれ」訴え相次ぐ…製造した造幣局に原因を聞いた』

この記事内容とヤフコメがめっちゃおもしろかった!

何がオモシロイって、一般人以下の知識で間違いだらけの恥ずかしい記事を堂々と掲載する日刊ゲンダイ然り、そしてその記事を読んだ読者が見せる反応も様々でオモシロイのだ。

ちなみにこの<剥がれ>問題については、傘の持ち手を保護している「ビニール」を思うと、その本質と思いやりが見えてくるのではないかと個人的には思っているのだけどねぇ……。

記事概要

日刊ゲンダイの記事内容はタイトル通りで、

東京オリンピックの五輪メダルのメッキが剥がれるという苦情が相次いでおり、

 駄菓子店で売っている「五輪チョコ」ではあるまいし、五輪メダルの「メッキが剥がれる」という前代未聞の訴えは驚くばかり、

だから、その原因は何か、造幣局の広報担当に聞いてみた

というもので、彼らが造幣局で行った質疑応答とやらを掲載しているのである。

・金メッキが剥がれた原因は何だと思うか
・造幣局の技術を問われる問題なのに調べないのか
・使用済み携帯電話などの小型家電の再利用が原因ではないのか

こうした質問に対し、担当者は基本的に「東京五輪組織委員会へ聞いてくれ」と応えているのである。

恥ずかし! 8月25日に組織委員が回答済みのハナシ

こういう記事を書いて載せるということは「いい質問してるぜ~♪!」と自分では思っているということなのだろうが、現実にはまったくの無意味であることに加え、大きな恥でしかない。

日刊ゲンダイの記者がいつこの質問をし、いつ記事を書いたのかは知らないが、少なくともニュース記事をのせる権限を持つ者は「ニュースを読まない」のだろう……。

ヤフコメでコメントしていた方もいるように、この件は、この問題が初めてネットで話題となった際に、東京五輪組織委員会があっさり回答(解決)しているからだ。

「金メダルの表面が剥がれちゃった!」
「いやいや、剥がれたのは一時保護に使っている被膜ですよw、大丈夫」

朱雪瑩選手の動画投稿が発端だったと思うが、組織委員会の回答は8月25日のことで、優に1カ月は前のお話なのである。

日刊ゲンダイの論調とコメント de 「傘の取っ手を想え」

にもかかわらず、「日本製品ダメじゃん、原因ちゃんと調べないの?」という論調で展開されているこの日刊ゲンダイの記事なのだが、これに対するコメントも様々。

「日本商品の技術も品質も下がった」
「メッキが剥がれるなんて前代未聞、恥ずかしい」

などと彼らの記事をそのまま鵜呑みにし、日本製品をこきおろすものがある一方で、

「被膜でしょ」

と、既にこの問題の決着を知っていて呆れているものも多数ある。

ただこの「被膜」について、「簡単に保護膜がとれていいのか」という別の論議をよんでいることは目をひく。

「被膜」の素晴らしさを傘の持ち手に見よう!

この被膜問題が興味深いのは、そもそも被膜をつける必要などなかったというところだ。

この被膜は製作者側のサービス、というか「思いやり」といえるものではないのか――。

ここでちょっと、店頭販売されている傘の持ち手を思い浮かべてみよう。

いろんな人が手にとってみる店頭販売の傘だけれど、持ち手の部分は大抵ビニールでおおわれている。
傷もつきにくくなるうえ、購入後にそのビニールを剥がせば、他人の垢は落とせて、基本的には自分だけが触る持ち手になってくれる。

メダルの保護被膜も同じで、いろんな人の手を経てメダリストの元に届くメダルでも、 被膜を剥がすことで本物の五輪メダルに触れられるのはメダリスト本人だけってことにできる。

しかもごわごわ(かつ悪環境の)のビニールではなく薄い被膜で美しく覆ってあげた、その心遣いが何故見えない――?

必要のないものをわざわざつけてあげたというに、そのことで非難されるなんて気の毒としかいいようがない。

何の慰みにもならないかもしれないが、一応わたしがここで言おう――、

「造幣局さん、それ、とても素敵です」

引っ掛かりが多すぎる記事内容

加えてこの日刊ゲンダイの記事――、 メインの剥がれ問題に加え、最初から最後までといっていいほど引っ掛かることだらけの記事なのである。


駄菓子店で売っている「五輪チョコ」ではあるまいし、五輪メダルの「メッキが剥がれる」という前代未聞の訴えは驚くばかり

というこの一文、(またまた)うまいこと書いたなぁと思っているのかもしれないが、五輪メダルのメッキ剥がれは前代未聞のことなどではない。

実際にメッキ剥がれによる修理交換が続いて問題となったのは「リオ五輪」だったけど、覚えているかな……?

しかもこの五輪メダルとチョコレートを掛けた話は、記事内でもその名があげられている中国の朱雪瑩選手の投稿サイトで交わされたジョークなんだよね……。

またコメントによると、どうも造幣局が日本の紙幣まで作っていると記事内に書き、それを修正したとの話もあるほどなのだ――。

素晴らしき<被膜>の心と技術を仇とするなかれ

とはいえやはりこの記事で一番やめて欲しいと思ったのは、五輪メダルを薄い被膜で覆って渡すという 「素敵な心遣いと素晴らしい技術」を真逆の扱いにしているところ。

個人的には、プロのジャーナリストとして紙面で謝罪すべきほどの内容だと思ったのだが、はて、どうなのだろう。

それにしても署名のないプロのジャーナリストのこの手の記事――いったい誰が書いているのかとは、いつも思うことである……。

おわり

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